銀行には「カードローンの自動融資機能」という便利なサービスがあります。
毎月の公共料金や携帯電話料金などの引き落としの際、口座の残高が足りない際に銀行側が立て替えてくれるという便利なサービスです。
とは言え「何が便利なの?」「利用しても大丈夫?」という不安もありますよね、
そこでこの記事では、カードローンの自動融資機能を利用する時のメリットとデメリットについて詳しく解説します。
この記事を読めば、自動融資機能の便利な使い方や利用すべきかどうかがわかりますよ!
・そもそもカードローンとは
カードローンとは、カードで引き出せる個人向け融資の事です。
銀行系や消費者金融系などがあり、用途に縛りがなく自由に使えるという特徴もあります。
・カードローンの自動融資機能とは
銀行が扱っているカードローンについている機能です。
公共料金などの引き落とし期日までに、銀行口座への入金が間に合わない!と焦ることってありますよね。
入金が間に合わず「引き落としできなかった・・・。」と思っていたら、引き落としが完了していて残高がマイナスになっていたという経験はありませんか?
このように残高が足りない時、銀行が自動的に立て替えてくれる機能のことを、自動融資機能といいます。
・誰でも使えるの?
ローン申込時の審査に通れば、誰でも利用する事ができます。
審査の条件には
・年齢
・安定した収入があるか
などがあり、銀行によって条件が異なります。
また、全ての銀行でカードローンを扱っているわけではないので、注意が必要です。
以下に一例として三菱UFJ銀行、三井住友銀行、楽天銀行の公式HPに載っている条件をまとめました。
[三菱UFJ銀行]
・年齢 20歳〜65歳まで
・安定した収入がある(アルバイトでも可)
・日本国籍または永住許可を有している
・保証人不要
[三井住友銀行]
・年齢は20歳〜69歳まで
・安定した収入がある(アルバイトでも可)
・外国人は審査基準を満たしている方
・保証人不要
[楽天銀行]
・年齢 20歳〜62歳まで(パート、アルバイト、専業主婦は60歳まで)
・安定した収入がある(アルバイトでも可)
・保証人不要(必要な場合もあり)
ちなみに各銀行とも、審査が通る条件については「お答えできかねます」となっていました。
・自動融資機能3つのメリット
ここでは自動融資機能を利用するメリット3つについてお伝えします。
メリット① 口座の残高が足りていない時、引き落としの立て替えをしておいてくれる。
引き落としのタイミングまでに入金が間に合わなかった時に安心です。
「忙しくて銀行に行けない!」
「入金、忘れてた!」
という時に、焦ってお昼休みを潰してATMに走らなくても大丈夫なのはうれしいですね。
メリット② 信用情報のブラック化を予防する事ができる
クレジットカードの支払いが滞ると、一般的には個人の信用情報に傷がつくと言われています。
口座の残高が足りない時に自動融資機能で立て替えれば、
ブラックリストに載ることを避ける事ができます。
メリット③ 利用方法が簡単
口座開設時にローン機能付きのキャッシュカードにしている場合は、何もしなくても必要に応じて融資されます。
口座を持っていなくても銀行にある専用機やネットを使って24時間申込みができ、簡単に利用する事ができます。
・自動融資機能3つのデメリット
自動的に立て替えてくれるという便利な機能ですが、デメリットもあります。
デメリット① 金利が付く
自動融資はローンなので、金利が付きます。
銀行カードローンは消費者金融系に比べて金利が低いと言われていますが、自動融資機能の金利については大まかな数字しかHP上に表示されていません。
利用する場合は問い合わせをするなどして、あとで金利が高くてびっくりすることのないようにしましょう。
デメリット② 立て替え対象外のものもある
・毎月の積み立てで振替を利用しているもの
・カードローンの返済金
などが対象外となっています。
「自動融資機能で立て替えられたお金を返さなきゃいけないけど、残高が足りない。そうだ!自動融資機能でまた立て替えてもらおう!」という事はできません。
銀行によって設定が異なるため、利用する場合は詳細を確認するようにしましょう。
デメリット③ 借金が増えてしまう可能性がある
設定されている融資可能額までは自動的に立て替えてくれるため、気がつくと借金が増えている可能性があります。
一見すると金利が低めに見えますが、毎月の返済額には金利も含まれるため、最初に思っていたよりも元本が減らない!となる可能性があります。
記帳やネットバンキングアプリなどでこまめに残高を確認し、利用は最低限にしておくほうが良いかもしれません。
・まとめ
カードローンの自動融資機能とは
・残高が足りない時、自動的に立て替えておいてくれる機能
・審査に通れば誰も使える
・メリットは「残高が足りない時に自動で立て替えてくれる」「信用情報のブラック化を予防できる」「簡単に利用できる」
・デメリットは「金利が付く」「返済方法が決められている」「建て替え対象外のものがある」」「借金が増える可能性がある」
という内容をお伝えしました。
便利な機能ですがローンは「借金」だという認識を忘れずに上手に利用したいですね。